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![]() ※水星の魔女23話のネタバレ感想記事です※ ![]() ちょっと今回、よかったとこに全振りで喋らせてください。 多分あそこだろうなと思いましたよね。そうだよ。 とりあえずフェルシーMVPだよーーー!!! だよね兄弟喧嘩で死ぬとかマジ笑えないよねフェルシーちゃん金一封あげたい!! というかガンダムでこんな感じに身内とすれ違いの殺し合いしてあんな感じにコクピットやられて回想挟まって和解したけどもういろいろ手遅れでなんかいいセリフいってそれでも死ななかったのガンダムにおける奇跡なのでは?? は???グエル散るの??は???ってなってた最中にフェルシーが飛び込んできたときは「まっっっって今度はこれフェルシーが散る流れのやつ!!」て思ったし、結果全員無事どころか誰も狂ってないしケガらしいケガもしていない! フェルシーすごくない?? なんだこの、光のポメラニアンは……。 ちなみにあの数秒で「グエル爆散してラウダが発狂」「ラウダ爆散してグエルが発狂」「グエルとラウダは無事だけど止めに入ったフェルシーが巻き添えで散る」「フェルシーとグエル・もしくはフェルシーとラウダが散る」「三人とも散る」のどれだ!!??って全種類考え巡らせてて人間の思考力ってすごいな……って感心したし、でも一緒に見てたガンダム未履修の娘にそれを説明する暇はなくてただ無言であわあわしてたなあと思ってそれを後で娘に言ったら「無言じゃなかったよ。フェルシーの名前三回くらい叫んでたよ」と言われて、マジ??ってなった。無言のつもりだった……。 前回の感想でさんざか文句言ってたように戦闘に至る流れは強引だな!て思っちゃってたけど、始まってみたら喧嘩の内容はラウダもう100%正論で頷くしかなかったです。 兄弟の言い合いのしょっぱなでラウダが「答えろ兄さん、何故父さんのことを──」って言い始めた時に、あ、やだぁ開幕からやな会話展開……て思ったのに続く言葉が予想してた「何故父さんのことを殺したんだ!」じゃなくて「何故父さんのことを黙っていたんだ!」だったから「ラウダ大好き」ってなった。 あそこ「皆さん安心してくださいラウダは大丈夫ですよ」という開幕提示になってましたよね。グエル推しみんな思ってた「きみはひとりで抱え込みすぎ!」という気持ちの代弁もしてくれたしもうラウダほんと。グエルにラウダがいてくれてマジでよかった。 さらにラウダが文句山ほど言いながら全部「兄さんは悪くないけど兄さんが神すぎるからつけこまれるしあかん奴が調子づくしつられて兄さんもおかしくなるからそこがダメ!」論で責めてるのとか、父親殺しの件についてグエルなにひとつ釈明してないのに先回りして「あんな人だしどうせなんか事情があったんでしょ今そんなこと話してなくて兄さんが僕を頼ってくれないのがダメって話をしてるの!」ってやってるんですよラウダ。ほんと大好き。キャラがぶれないとはこういうことです……!! あと、そういう高潔で傲慢なところがダメ!罪!!って言われた後のグエルが高潔かつ傲慢に死のうとしたのをフェルシーが阻止するとことかも二重のダメ出しになってて最高でした。グエルがあんなに一人で抱え込んでたのも、自己犠牲とか責任感とかもそりゃあったんだろうけど、ラウダに許してもらえなかったらどうしようというとんでもなく弱いとこもちゃんとあって(初対面シーンであんな光の兄仕草見せつけた完璧で究極な兄さんがですよ??)そしてそれを本人に言えてラウダも聞けてほんとによかった。 この辺の対話、めちゃくちゃ優れた脚本ですよ。見てる人間の気持ちをキャラクターが全部代弁してくれるのに言わされてる感がない、キャラも全くぶれてない、すごく秀逸なやり取りでした。ラウダの怒りもだけどグエルの弱さと、張りつめてた糸がぷつんと切れて自分の命から手を離してしまう瞬間まで描き切ってました。 お前描けって言われても私じゃうまく描けたかわかんないくらい、この二人のここの対話は優れてました。22話の記事で「期待してなかった予想外のよいものを見せてもらえることを心待ちにする」と書きましたが、さっそく来たよってなりました。しかもジェターク兄弟の衝突はそもそも見たいネタだったから、期待してたものを予想外に期待以上で見せてもらったということになるんですよ。 ちなみに「ラウダのあの訴えを聞いてなおラウダに殺されることで自分の罪を償おうとするグエルは結局何も判ってない」という意見もあるかと思うんですが、そこのところはちょっと反論したいかな。するね! あの時のグエルは、それまですごく頑張って何とか張っていた糸が、見限られたくないと思っていた当の弟にダメなとこ全部指摘されてぷつんと切れてしまった状態でした。私は人のそういう弱さを責められないし、そんなシーンを入れたから脚本がダメとは言えないです。むしろそういう弱さやダメさ(ラウダの言う高潔で傲慢な罪)を具体的にグエルの行動によって描写したからこそ、直後のフェルシーの「二人ともバカなんスか!兄弟喧嘩で死ぬとか笑えないっスよ!」という完全否定が生きたわけです。 あとラウダの言いたいことが、もともと自己評価が低いうえに自責モードに入っちゃってるグエルにはちゃんと伝わってなかった可能性が高い。ラウダくんめちゃくちゃ難解な言い回し多発してたし。 特に「魔女に取り込まれた兄さんの代わりに僕が罪を全て背負う!僕が!ラウダ・ジェタークが!」のとこは、ラウダの気持ちがわかる視聴者的にはあれはラウダの「僕だってジェタークなんだから兄さんがつらい時には代わりに全部背負えるよ!」という悲鳴なんだけど、自責モードのグエルには「お前はジェタークにふさわしくないから僕がジェタークになる!」って言ってるように聞こえた可能性が高いなと思いました。 ラウダのあの高尚すぎて伝わりづらい語彙選びは作劇上狙ってのことだと思うんですよね。前半の文脈を慎重に読み取ってれば「僕だってジェタークなんだから頼ってよ!」って言ってると判るんだけど、伝わりづらい言い回しを多用することで見手にも「こいつなに言ってんだ?殺る気か?」とひやっとさせる効果があったし、視聴者に対するミスリードだったんだと思います。判りやすく伝えちゃったら見てる人安心しちゃうし、狂人がわけわかんないこと言いながら突っ込んでくる方がハラハラするじゃないですか。 それに(前述もしましたが)グエルが自分の命を手放しかけたあれは「二重のダメ出し」のための前振りという脚本テクニックにもなってます。ラウダからの言葉のみで簡単にグエルが「そうだな俺が悪かった、改心して生きるよ!」ってなったらそれこそ安っぽすぎて私は白けていたし、グエルの欠点をラウダに指摘させた後に具体的なグエルの行動で二重に彼の問題点を提示して「ほらねこういうとこだよ!」と見手に分かりやすく見せてから最後の最後でラウダ以外の第三者であるフェルシーによって畳みかけるように全否定させた(しかも命まで救う)という、素晴らしい脚本でした。 というわけでやっぱりフェルシーがMVPなのだ。 誰かあの子にA5ランク牛のビーフジャーキーあげて!! しかしあの戦い、対話の内容は素晴らしいのに戦い自体は結局最終決戦に良くも悪くも全く影響及ぼしてなくて、「あんたたちなにやってんのこの最終局面で」とか、「なんかすみませんね壮大な兄弟げんかでご迷惑かけて……」みたいになってるのほんとw グエルくん23話、開幕から終幕まで全部蚊帳の外だったの可哀そう……(笑(笑いごとでない でも必要なかったシーンでは絶対なかった。お見事でした。 このあと24話であの兄弟喧嘩がなにか最終結末的にも意味のあることだったと提示されたら「なんだったんだあの戦闘は……」というモヤッと感も払拭されるのでそれが来たら凄いなと思います。でもそれが来なくても今回のでもうぜんぜん満足ですけど! 私スーパーダンガンロンパを皮切りにほぼすべての作品で推しが死んでて(スーダン1人・とうらぶ0人・鬼滅1人・チェンソーマン2人・鉄血おそらく3人。あれ?年々増えてる……)これでグエルまで死んだらマジで死ななかった推し伽羅ちゃんだけになってしまう……と恐れてたんですが、なんかもうグエルの死亡フラグは完全に折れたと思うので最終回まだなのにかなり安堵しております。(推し2のスレッタの死亡フラグはまだ折れてないが……) で、これ次は、ソーラレイもどきを潰すための宇宙議会連合 VS スレッタ&グエルの共闘決戦が見られるという予想でいいんでしょうか? シェルユニット破壊されていい感じにガンダムの呪縛が消え、かつそれ以外ほぼ無傷なシュバルゼッテにグエルくんが乗るってことなんですよね? ね? よもや……よもやここの期待は外さないでいただきたいところですが! まあでも水星はわからないので!期待しつつ首を洗って待つよ! あとはプロスペラなんですが。 もうダメです私は完全にあの女に入れ込んでます。こんなに好きになるとは思わなかった。彼女に関してはもうほんと、楽にしてあげてやってくれという感じです。 プロスペラの反撃とかソーラレイもどきに特攻とかってあるのかな。 (でもソーラレイもどきに特攻するなら「スレッタたちを守るため身を挺して」というのはやなので「エリクトを二度も殺した恨みを晴らすため」がいい) エリクト逝ってしまったんならプロスペラも散った方が楽な気がするから、もう一緒に逝かせてあげてほしいんだよなあ……。 だってこのあと生き延びたとして救いのある未来がまったく見えないんだもん。 スレッタとミオリネが結婚することによってプロスペラも新しい家族を手に入れる? 同じく夫と娘を持つ女性としてはそのラストは盛大にノットフォーミーだなあ。 今回の表情からして、プロスペラ側にその意図はなさそうだけど。 ミオリネの「私達家族になるんだから」発言が、7話のパーティ会場でプロスペラから「あなたとスレッタが結婚したら私たち親戚になるんですもの」と言われたことに対するタチの悪い意趣返しで言ったのならいいんですが(よくはない)、あそこミオリネの声音とか表情を見るに嫌味言ってる感じがしなくてな……。「あなたが新しい人生を進むなら私達はあなたを受け入れます」的な意味でガチで言ってる可能性とても高いよなと。 私がプロスペラだったら自分の娘の結婚式で夫と上の娘を殺した男と新郎新婦親族として並びたくないよ!w 戦争とかもそうですけど、過去の遺恨をいつまでも引きずっていたら世界は平和にはならないというのは確かにほんとに確実にそうです。でもそれは二代三代と時が経ってからの話で、当事者同士は絶対ダメなんですよ。 当事者同士は、ことが決着したらお互いに距離を取ってお互いがまったく目に入らない別の人生を歩んでいくのが最も健全な道だと私は思ってしまうんですよね。 ![]() ※当ブログの画像の借用転載、改変転載等はいかなる場合も禁止します※ ※Reproduction is prohibited※
by nanpei_yamada
| 2023-06-29 00:00
| 落書き:その他
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