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Twitterで『#好きな漫画4つ並べたらフォロワーさんが1番本人っぽい漫画を選んでくれる』というハッシュタグを見かけて、これ漫画家さんが自分が影響を受けた古い作品でやったら面白いのでは?と思ったのでやってみました。
選んだ作品は以下の四つで↓ 結果はこちら↓
80年代少女マンガ縛りで、しかもメジャー路線からちょっとずれてる作品多めだったので全部の作品を知っている人も少なかったかもしれず、票も入れにくかったと思いますが、参加してくださった方々ありがとうございました。とても楽しかったです! しかし『ファミリー!』なのかー!って最初は思ったんですが、周りの人たちのいろんな反応を聞いたらなるほど、と思う部分もあり。 私自身あまり、どんな作品に影響を受けたという話をしたことがなかったので、驚いたり喜んだりしてくださる方も多くて、やってよかったと思いました。 一作品ずつ、自分ではどんな部分に影響を受けたか色々書いてみます。 いまもう全部電子書籍で読めるので(なんていい時代なんだ)、興味を持たれたかたにはぜひ読んでみていただきたい。 『ファミリー!』(1981年/渡辺多恵子) 渡辺多恵子先生からはコマ割りとフキダシの形にとても影響を受けていてそれは現在まで続いていると思っていましたが、高尾さんから「群像劇が巧み」という性質を指摘されて、あーたしかに!と思ったりしました。巧みかどうかは自信ないですが、群像劇好きでよく描きますよね私。巧みかどうかは自信ないですが……。 あとは夫から「小さい子どもの描き方が同じ」とも言われて、あーそれも!!!と思いました。五歳くらいの子どもの手の甲のえくぼとかは完全に渡辺多恵子先生の描き方をまねしてました。ちっちゃい子の実の詰まった感じのボディラインとか寸胴な足とかも。あと、男性キャラの手の甲に横斜線がサササッて入る表現とかも真似しましたね……!(最近はあんまりやってない) コマ割り+フキダシの形以外には、かっちりとしたキャラの造形なんかも影響を受けていると思います。あと見下ろし画面で背景と人物を組み合わせる構図の多用なんかも。見開き2ページに必ず一度は見下ろし画面で背景と一緒にキャラ配置をしたコマを入れないと、「この人たちいまどこで話してるんだっけ?」というストレスを読者さんに与えそうな気がして落ち着かないんです。 子どもの頃夢中になったのは『ファミリー!』でしたが、もう少し育ってからは『はじめちゃんが一番!』からも多大な影響を受けました。 ちなみに『ファミリー!』での推しはケイ兄さんでした。ケイって名前で兄だと確実に落ちるのか?? 『ダークグリーン』(1983年/佐々木淳子) 『ダークグリーン』のホクトがおそらく少女マンガにおける私の初恋キャラだったのではないかと……。私の描く黒髪青年キャラってみんな『ダークグリーン』のホクトの影響受けてない?大丈夫?ちなみにその前は『ブレーメン5』のタウロにも落ちてそのまま褐色沼にずぶずぶいきました。 佐々木淳子先生の作品は、学生にとってはとても高価だった上製版の短編集も持っていたし、なんだったら『ブレーメン5』のイメージレコードも持っていました。生まれて初めて自分で買ったLPアルバムがこれでした。 『那由他』と『ダークグリーン』は後半がものすごく難解で、初めて読んだのは小学生の時だったので「子どもの頭では無理だ……。大人になってから読み返してそのとき本当の意味で理解しよう……」とあきらめて理屈はわからないけどめちゃくちゃ面白いのはわかるのでそれで納得し、高校生くらいになって「そだ!いまなら那由他とダークグリーンを理解できるようになったかもしれない!」と思って読んでみたけどやっぱりわからないので数年後の自分に託し……をおそらく4回はやっています。思い出したので5回目にトライすべきな気がするのでいまからちょっと読んできます!! 『マージナル』(1985年/萩尾望都) 金マビのガウェイン好きな人は絶対アシジンにおちるから読んでみたらいいとおもう。 しかし、私が萩尾望都先生をめちゃくちゃ崇拝しているのをよく知っている夫にすら、これに関しては「マージナルなんだ?」と驚かれました。マージナルなんだよ……!! 金マビはかなりマージナルの影響を受けていると思っていたんだけど、夫に言わせるとそれほど感じないみたい……。えっそうなのか……。アヴァロンを洞窟にしたのは、完全にアシジンの岩室からの影響なんだけどな…… 実は『メッシュ』とちょっと迷ったんですが、それに対しても「メッシュなんだ?」と驚かれました。じゃあなんだったら私っぽいのか!と聞いてみたら「モザイクラセンとかあぶない丘の家とか」と言われて、なるほど。モザイクラセンは私よりむしろ、一緒に漫画読んで育った実姉がとっても愛してたなー。 萩尾先生から受けている影響は計り知れないんですが、一番尊敬するのはモノローグの美しさです。詩的でとても散文的なのにとても実用的で、短い文章の中で的確にキャラの心情や葛藤を伝えられるあの機能美に溢れるモノローグに一番憧れます。憧れるだけでぜんぜんモノに出来ていませんが。 というか、『マージナル』いま読んでもぜんぜん素晴らしいので若い人みんなマージナル読んで……。男しかいない世界でただひとりだけ子どもを産める肉体に変化する固体を待ち望んだりする40年前のオメガバースBLだよ……(α→Ω←αの三角関係的なやつ) 『フラワー=デストロイヤー』(1985/那州雪絵) 那州雪絵先生は、那州先生が描いてらしたから花ゆめに投稿しました、というくらい私にとっては重要な存在です。私が描くヒロインがいつもなんかどっかとんがってて我が強いのは、那州先生のヒロインの影響だと思っています。 『フラワー=デストロイヤー』は、あるきっかけから超能力を身につけてしまった女子高生のヒロインが飛んだり跳ねたりするので作中にもアクションシーンが多いんですが、当時の少女マンガではあまりみられなかった重量の感じられるアクションシーンがこれでもかと表現されていたことにショックを受けました。おそらく那州先生ご本人がアニメーターのご出身だからなんじゃないかとおもうんだ! グリーンウッドも大好きなんですが、那州先生のSFやFTが私はとても好きで好きで、フラワーデストロイヤーシリーズや『月光』みたいなSF(FT)作品をいつか描いてみたいと思いつつ描けていません。 『月光』は若い人たちにもおすすめできる異世界召喚ファンタジーなので若い人も読んで……! 異世界召喚系のヒロインとヒーローの、とても斬新なハッピーエンドのかたちを堪能できるので大好きなんです。 並べさせてもらったのは以上の四作品だったんですが、当然他にもたくさん漫画は読んでいて大好きな作品も多いです。でも作家としての影響が強く出ているのはおそらくこの辺かなと。 あしべゆうほ先生の『クリスタル☆ドラゴン』は読んでいましたか?という質問を頂いたんですが、『ディモスの花嫁』も『クリスタル☆ドラゴン』も大好きで読んでました!!(いまも読んでいます!)でも漫画的な影響はあまりうけていないと思います。あと、影響は受けなかったけどはまって読んでいた思いつく作品というと、『闇のパープルアイ』とか『ブルーソネット』とか『やじきた学園道中記』とか『荒野の天使ども』とか『ホットロード』とか『I LOVE HER』とか。いろいろ、いろいろ。 この辺、「大好きで追っかけてたけど影響は受けていない」という作品があるのも面白いですよね。
by nanpei_yamada
| 2022-02-21 00:00
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