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雑誌『Trifle by 花とゆめ』で担当になってくれた編集者さんから聞けた「少女漫画のキュンとBLのキュンの違い」に関する見解がすごくためになった、という話を先日しましたが、今日はその続きの話です。
ところで前回の記事を書いたときに、「BLの良さが判らない人は何がどうあったって判らないのだから無理に考えなくてもいいですよ」という厳しめのご意見を頂いたんですが、私が今回「BLのキュンとはなんぞや」をこねくりまわしているのは「BLのよさが判らないから無理に判ろうとしている」のではなく、「BLめちゃくちゃ大好きだけど常々少女漫画とは違うとこに良さがあると思っていて、それを言語化してみたい」という試みなのです。「手クセや感覚で絵を描くだけではなく、人体の骨格や筋肉の構造を理解したうえで絵を描きたい」とか、「料理をするときに魚の臭みとりをするけど、なぜ臭みが取れるのかその仕組みを知った上で料理をしたい」ということに似ているかも。 BLを摂取するだけの立場なら言語化はそれほど必要ないと思いますが、漫画家や漫画編集者は一度はこういった理解を経ておいたほうがいいという側面もあります。あと単純にそうやって理論をこねくり回すのが楽しいのです。思考実験ですね。 だから、無理にBLのよさをわかろうとしている言動なのかなとご不快に思われたのなら(そして他にも同じ感想をもたれた方がもしいたのなら)それは心配ありませんよ大大大好きー!ですよ!ということをお伝えしておきたいなと。以上、ご理解いただけた上でお読みください(*´▽`*) というわけで本題です。 担当さんがまとめてくれた「少女漫画のキュンとBLのキュンの違い」の項目は三つあって、ざっくり分けると ・BLならではのエロ ・BLならではの男性像 ・無意識下の油断状態からくる関係性 でした。 前半ふたつは私も常々意識していたことだったんですが(今回は詳しく書くのは省きます)最後の「無意識下の油断状態からくる関係性」は今まで上手く言語化できなかった部分で、それが台湾BLドラマを見たタイミングで自分で言語化出来て(この辺で書きました)わーっとすっきりしていたところに、担当さんから別の言葉でも分析してもらって更に解像度が上がったという。ほんとにためになりました。 担当さんの分析は「どんな人間でも異性に対しての無意識下での緊張感がある。男同士だとそのハードルが一段階下がって油断が生まれる。(と思いたい)その関係性から始められる物語がBLのよさのひとつになっている」という内容で。 それ~~~!!と思いました。 この法則、プラトニックなBLでも通用するんですよね。「少女漫画で言うと幼馴染みモノの関係性に近い気はしている」という言及もあって、これも鋭いなと思いました。それでもやっぱり男女幼馴染みにも越えられない壁や一線はあって、そこをBLは軽々と越えられる気持ちよさがあるよねという。 たとえば台湾BLドラマのWBLのシーズン1作中で、ひとり分しかないインスタント麺を分け合って食べるシーンがあります。 無言でジャンケンして勝ったほうがひとくち食べるという方法で奪い合いつつシェアするんですが、この気安い関係性は男女幼馴染みものでもむずかしくて、BLでしかできないやりとりなんですよ。 しかもこれ深夜の保健室だからね(クソ萌え) ![]() ![]() 少女漫画にこのシーンを取り入れたとして、実際にこれをヒーローとできるヒロインもいるかもしれない。でもいたとしたらそれはすごくキャラが限定された、とても限られた感じの女子になる。どんな女の子でもできるシーンじゃありません。 しかも男女でこれをやると、キャラクター目線でも読者目線でも、かなり特殊なことをしているという緊張感が発生してしまう。男の子の方にもどうしても女の子に対する遠慮が生まれるし(そこで1ミリも遠慮のないヒーローというのも少女漫画の相手役としてどうかと思うし)自然な友人同士のシーンとしては落としこみづらいんですね。 先日の記事で言及していた目隠ししながらヒョイとさらってくシーンにしても同じで、 ![]() これは「受けの泣きそうな顔を他の友人に見せるわけにいかない・見せたくない」という攻めの思いやりだったり独占欲だったりが出ちゃった雑な目隠しが大きなポイントになっているわけだけど、同じことを女の子相手には絶対に出来ないわけです。したとしてももっと優しい目隠しになる。片手で顔面ごとガッと掴んでそのままヒョイとさらってその後肩を組んで去っていく。これはやっぱりBLならではの王子様仕草なんです。 じゃあ少女漫画的な王子様仕草がダメかというとそれはそうではなくて、それこそが「少女漫画のキュンとBLのキュンの違い」かなと。今回のことを逆に捉えるとしたら、少女漫画ではヒーローとヒロインの間に簡単に発生する緊張感がキュンのもとになっている、とも取れる。「男女幼馴染みにも越えられない壁や一線はあって、そこをBLは軽々と越えられる」と書きましたが、逆の目線だと「越えられない一線がすぐ見える目の前にある」というのが少女漫画の良さなわけです。私は少女漫画もBLも読みますし描きますから、両方あってどっちもいいということだなと思っています。 「少女漫画のキュンとBLのキュンの違い」は他にも多分いろいろとあると思いますが(あとこれ多分読み手の性癖の数だけありますよね)今回自分が上手く言語化できたのはこのあたりでした。 あーたのしい。BLたのしい。少女漫画も楽しい。 どっちもたくさん読みたいし描きたい。 こういうの考え出すと、人生であとどのくらいの量のマンガ描けるかなあと不安になってそわそわしたり、可能性を考えてわくわくしたりするんです。 ※当ブログの画像の借用転載、改変転載等はいかなる場合も禁止します※ ※Reproduction is prohibited※
by nanpei_yamada
| 2021-10-08 00:00
| 落書き:その他
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