手塚治虫先生に褒めてもらったときの話

ツイッターのほうで子どもの頃手塚先生に褒められた話を呟いてみたら「くわしく」とリクエストされたので詳しく描いてみたマンガを、こっちにも貼っておきます(*´▽`*)


白馬のマンガ王国はずっと覚えてる夏休みの旅行先の一つです。
すごい広いマンガ図書館ではカーペットじきの床でごろごろしながらマンガを読めた覚えがあるし（当時は漫画喫茶なんてなかったので、「タダでこんなにマンガ読めてしまっていいのだろうか？？」と思った）滞在先の旅館でまでマンガたくさん読めて、ホントに小学生には天国でした。

旅館では花ゆめ本誌を読んでました。続きの号が何冊もあって、柴田先生の『紅い牙』が連載中で、「少女漫画なのになんかえっちだ……！！」とドキドキしつつ母と姉と奪い合って読んだ記憶。（母……9歳女児に『紅い牙』はちょっと刺激的だったよ。でも全然とめなかったですよねそういうとこ好き）

私がこんなにマンガ漬けの子ども時代を送れたのは母親が大のマンガ好きで、はいからさんやベルばらは言うに及ばず、一条先生の『砂の城』みたいなおとなっぽい少女漫画まで一緒に読ませてもらってた小学生だったからだと思います。（なぜか『ハイティーンブギ』だけは読むのを禁じられましたがｗ）

漫画家になれた時は家族の中では母が一番喜んでくれて、私の漫画もたくさん読んでもらえると私も喜んだんですが、私が作家になって一年くらいで病気で倒れて目が不自由になってしまい、母本人には私の漫画をあんまり読んでもらえなかったことは心残りです。

でも私が漫画家になれたのは確実に母の英才教育のおかげだったので、そこはほんとに感謝してもし足りないなあ。
（って、おかあさんに言ったことない気がする。そのうち言おう）