昨日の記事で女難ガウェインのことを書いたついでに、昔こんなことがあったなというのを思い出したので。


古典作品におけるサー・ガウェインの女たらしぶりって、現代人の考える「女たらし」とはすこし様相が違うんですよ。
何だろう何か、女にだらしないわけではなく、誠実なロマンチストというか。
決して利己的に女を食いに走り回ってるナンパ師じゃないんですよね。でもやっぱり古典作品を読んでいない人にはそのあたりのニュアンスは通じないらしく、「女たらし」と聞くとこういう反応をされてしまっても致し方なし……というとこはある。
なのでこの件のときも、「だよね、やっぱりそういう反応されるよね。言葉で説明してもたぶん理解されないだろうから、作品の中で一途な女たらしをちゃんと再現してご理解いただこう」と思った次第です。
自分の作品で「誠実な女たらし」なガウェイン像を広めたいという野望もあります。
だから頑張る!とりあえず小袖姫編を!
(あっ。ただし、金マビガウェインが自覚なしに女を落としていたり自分はご婦人の扱いが不得手だと思い込んでいるあたりはちょっと少女漫画読者におもねった結果の捏造です……。古典作品のガウェインはたぶん自覚ありでやっている)