金マビ15話扉のメイキング #1

金マビ15話④で描いたカラー扉のメイキングをやってみます。最近はカラー原稿に限り、ペン入れを紙ではなくクリスタ上でやるようになっていて、解像度やペンの設定など聞かれたので参考になるかなーと思って(*´▽`*)

画像の量など多いので三回くらいに分けてお送りします。
（今回全ての画像をいつもよりちょっと大きめに作ってみたので、各画像はクリックしたら少し大きく表示されます。細部を見たいときにはどうぞ）

まず解像度。毎回こんな感じです↓


そしてラフ。
紙に描いたものを取り込んで下敷きにします↓


ペン入れは黒で行います。あとで色変えする予定。
ペンは「Gペン（黒うさぎ）」を利用させて貰っています(*´▽`*)（白黒原稿でペン入れする必要があるときも、ほぼ全部これを愛用）
主線は18.0px、髪の線は8.0pxです。

髪の線画と主線は別のレイヤーに描いています。色変えした後に結合することもありますが、今回は諸事情で最後まで結合しないで描く予定です。

主線と髪を両方表示した状態↓


髪の線画だけ表示した状態↓


髪はけっこうざかざか描いてしまってあとで修正します。
勢いのほうが大事。

修正前の髪の線画↓


修正後の髪の線画↓


顔のパーツなどでデッサンがおかしいなと思われるところを修正↓


髪の線画と別になっているので干渉せず目だけ大きさや位置を変えられるのがすごく助かる。こういうのが手軽にできるのがデジタル上でペン入れする最大のメリットかなーと思います。

主線の色変え↓


髪の線画の色変え↓


線画の色変え方法は色々ありますが、今回は線画のレイヤーの透明部分をロックした状態で投げなわ塗りツールで囲って一気に塗り替える方法でやっています。

線画が完成したので彩色です。
最近は塗る前にクリスタの神ツールの自動彩色をざっとかけてみて、下塗りに使えそうなものが出たらそれを下塗りに使っています。
いまいちかなーと思ったら下塗りもいちからやっています。

というわけで自動彩色用のヒント画像を作ります↓


自動彩色の指定用には、髪線画と主線画を結合したものを用意してそれを使います。
自動彩色ツールは「全自動彩色」「ヒント画像を使って彩色」「より高度な設定を使用」の三種類ありますが、私はいつも「ヒント画像を使って彩色」を利用しています。「より高度な設定を使用」にすると確かに高度な指定ができるようにはなるんですが、偶発性が減るので面白みにかけるかなーと。

というわけで自動彩色にかけてみた結果がこちら↓


よい。いけそう✧︎◝︎(*´꒳`*)◜︎✧︎


ということで、今回は自動彩色を下塗りに使用することに決めました。
続きはあしたー。