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音食紀行の遠藤さんとみずき書林の岡田さんの『円卓の騎士の料理―アーサー王の食卓(仮)』企画がさっそく動き出していて、めっちゃわくわくしています。
『アサめし』速報① アーサー王物語原典好きの方たちからも広くお知恵を拝借して掲載レシピを決めていくようなので、これぞという円卓レシピのある方はツイッターでハッシュタグ「#アサめし」をつけた上で思いのたけを主張するといいとおもうんだ。 かくいう私も、初めて読んだ時からなんて美味しそうなんだよと思っていた一品があるので、思いのたけを綴ってみます。出典はこちら。 『ペルスヴァルまたは聖杯の物語』(クレチアン・ド・トロワ)に登場する、パーシヴァルが盗み食いした鹿肉のパイです。(『フランス中世文学集2』156ページより) このくだり、パーシヴァルが騎士になるため旅立つ際、母親からされた「ご婦人には挨拶をして親切にして、求められたら接吻してあげなさい。すすめられた食べ物は遠慮なく頂きなさい。もしも指輪をくれると言われたらそれは受けとってもいいのよ」というアドバイスを忠実に守ろうとしたパーシヴァル少年が、見知らぬ乙女のいる天幕にいきなり入り込み、驚いて怖がる乙女に挨拶したあともがき泣き叫ぶ乙女を誠実に組み敷いてちからづくで接吻を七回し、乙女の指にはまっている指輪を無邪気に気に入って無理やり手首を掴んで指を伸ばさせ抜き取って自分の指にはめ、そのあとずっと泣き続ける乙女の傍らですすめられてもいないパイを純真無垢にむさぼり食べて葡萄酒をがぶ飲みしお礼を言って颯爽と立ち去るという、しかもそれをすべて礼儀として行うという、 嘆き悲しむ乙女を横目にむしゃむしゃとパイをほおばる様子が! めちゃくちゃ美味しそうで! 豪華な食卓的な派手さはないんですが、アーサー王物語の中でも一番好きな食事シーンなのですすみませんこんなサイコパスエピソードで。 パイはみっつあって、普通に考えてでっかいホールのパイをみっつ平らげるのはさしものパーシヴァルにも無理そうだから、多分片手で持てるくらいのひとり用サイズのパイがみっつあったんじゃないかなあと思うんです。でも最初は「こんなに食べれない」って言ってるところを見ると、一人用にしてもけっこうおっきめかもしれない。とにかくぜひ実現していただきたいメニューです……! ちなみにパーシヴァルは泣いている乙女に「娘さん、ぼくだけでは食べきれないからこっちへ来て食べなさいよ。二人で食べても一つはまるまる残りそうだよ」とか声をかけている割に結局みっつとも平らげて立ち去りました。パーシヴァルはほんとにさいこうだ。
by nanpei_yamada
| 2019-05-17 00:00
| 落書き:金マビ
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