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※書店さんで注文する際に使える画像を作ってみました。↑これはプリントアウト用。 ※三冊注文したい方はそのまま、1バージョンだけ注文したい方は印刷後に切り取って使用してください。 みずき書林さんのブログで、今回の「いかアサどこにもないよ!?」現象の裏側ががっつり書かれててとても興味深く読みました。 『いかアサ』発売日!――Q&Aその1 もうほんとにこういうことを版元さんが開示してくれるのが最高だなって。私の昨日の「これ多分本屋の大きさ関係ないんだよな」という大変ざっくりしたひとことについて専門的にわかりやすく説明してくれてます。 というかこの Q&A、その2その3もとても読みたい。 あ、それと、SNSなどで書店さんの残部状況を報告してくれたり面陳や平積みの様子を写真つきでアップしてくれたりする方がたくさんいて、とても嬉しく拝見させていただいてます!これはナマで見たい……!!と、地方都市住みの我が身が憎くなりました!見れた人うらやましい……!! (※くどくなってしまってごめんなさいなのですが、陳列の様子を写真撮影する際には書店さんの許可をとってくださいね。店内撮影禁止の本屋さんも多いので) さてそんないかアサ、私は献本で発売前に貰っていたおかげでとりあえず全部は読めたのですが(そうでなかったら発売日直後に読破できるページ数ではない……)でもじっくりとは読めてないのでそのうち隅々まで読むんだ……!! 個人的には、第一部と付録の色々が一番好きです(*´▽`*) 話題の「エキスカバリー」もここに登場。 第一部はアーサー王伝説が日本に初めて流入し始めた明治大正時代の様子を色んなかたがたが紹介・検証されているんですが、印象としては「ランスロットがいかにかっこいいか」の章でした。ランスロット派の人はもう第一部だけを読むためだけにでもいかアサ買っていい。ランスロット派じゃない私まで「わかる。テニスンと漱石のランスロットやばいよな……」と思いました。 実は私は昔からランスロットはテニスンのランスロットが一番印象強く、だから彼に対してはずっと黒髪の巻き毛イメージだったのです。「シャロットの女」のランスロットの漆黒の巻き毛描写で、「ギリシャ彫刻の美青年のような外見なんだろうなあ」と思ってて。 なので、私的に映像的にどストライクなのはフークア監督の「キング・アーサー」(2004年)のランスロットなのです。初めて見た時、「テニスンやー!!テニスンのランスロットがおるーーー!!」と錯乱したのを覚えています。 でも一般的にはランスロットは金髪のイメージが強いらしく、それを知った時にはけっこうカルチャーショックを受けました。(金マビのランスロットが金髪なのは、エレインとイメージ統一させたかったのと、黒髪褐色肌のガウェインと対にさせたかったためです) なので今回いかアサで黒髪のランスロット描けて嬉しかった……!(巻き毛じゃなくてウェービーヘアーですが、これは椿侘助さんのキャラデザに寄せた結果です) 話が脱線した!(いつもの) あとは付録の一次資料集とか用語集とか人物相関図とか500人アンケートとかめちゃくちゃ楽しい。特に一次資料。本分の抜粋紹介がけっこうな分量で載ってるんですが、未読の書籍はわくわく読めるし知ってる書籍は「抜粋ここなのか!!」と楽しく読めてすごい。まず一番好きな「アヴァロンの霧」を見たんですが、またこれが……作中で二番目にえぐいシーン持ってきてて……これ選んだの絶対小宮さんでしょ?ってなった。すき。 ちなみに一番えぐいと思ってるのは前にも書きましたけど(何度も書きますけど)アーサー様とランスロットで「いっそのこと三人で子どもつくろ」って3Pした時のことをグウェンフウィヴァル(グウィネヴィア)が「あなたがこっそりランスロットとキス(友情のじゃないやつ)してたのちゃんと見てたんだからね!!」と半狂乱になってアーサー様をなじるシーンです。ランスロットだってアーサーとキス(友情のじゃないやつ)してたのにアーサー様だけなじられるのなんかすごく……すごく…。アーサー夫妻らしくてよいですよね。(よいのか) そして三番目に好きなシーンは、突っ返されてきたアコロンの死体を見て半狂乱になるモーゲン(そしてそれを見てドン引きするイウェイン)のシーンなんですが、好きなシーンどれもこれもえぐいな。 でもしかたない。アヴァロンの霧はえぐい小説なので……。そういうシーンあげろって言われたら即座に10個くらいはあげれるので……。あの小説を多感な16歳の時期に読んでしまったことで私の中の大部分のダメな性癖が作られてしまっている気がする。(ベイリンによる湖の乙女殺害シーンも、金マビの比じゃなくあれです) 絶版および電子化なしで入手困難が当たり前のアーサー王物語関連書籍界においても「アヴァロンの霧」はトップレベルの入手困難書籍なのが残念なのですが(値段がどうこう以前にまったくといっていいほど出回ってない)、もし見かけたら絶対読んでいただきたい作品です。金マビ好きなかたなら絶対好きになってくれると思うんです。なぜなら私自身がめちゃくちゃ影響を受けているから。というか復刻か電子化してください早川さん……。(あれ?いかアサのプレゼンだったのにアヴァロンの霧のプレゼンになってる) いかアサの全体的な作りとしては、気軽に手に取れない学術書を気軽に手に取れるように工夫されている本、といった感じ。学術書や人文書に不慣れな人も入りやすいように構成された「アーサー王伝説とはどういったものか」的な書籍ではありますが、かといって執筆しているのはガチな先生方ばかりなわけで、こどもだましのアーサー王うんちく本とは一線を画しています。 アーサー王伝説の原典沼にどっぷり漬かっている人は、中世の原典を読むだけでは飽き足らなくなり学者の先生方の論文などもガツガツと摂取するようになるので学術書にも慣れっこですが、そうでない、まだアーサー王沼に入り立てだったり、興味はあるけど難しいことはよくわからないでも興味はある、という方に読んでもらえるような作りになっている本です。(もちろんガチなかたはガチなりに存分に楽しめます) 慣れていない人には硬く感じる章も中にはありますが、その隙を突くように椿さんのゆるいコラムだったり、私の一般人丸出しなインタビュー記事だったりがほっとさせてくれたり、するのではないかなと……!!(凄いパーティにジーパンで紛れ込んでるメンツはワタシモデスヨ) というか椿さんのコラムの入り込み方がほんとに絶妙で。「原典に萌えよう」趣旨のテーマ違いのコラムが複数収録されているんですが、まとめて一気に読ませる構成じゃなく、箸休め的に萌え語りのコラムが一本ずつ差し入れられる感じになっていて。 先生方の硬めの文章の合間合間にいつもの椿さんがこんにちはしてくる安心感。 とりあえず最初から読み始めてみて「これはまだ自分には難しすぎるな」と思ったらそこは飛ばして次を読み……と読み進めるうちに、最初に難しいと思って読まずにいた章に戻ってみたらあっさり読めちゃったりする事もあるかと思います。小説と違って順を追って読まなければいけないものではないので、自分の興味のある章からつまみ食いして読んでいって気がついたら全部読めてた!みたいな読み方もありだと思いますよ。 いかアサを入り口に、色んなアーサー王関連書籍に食指を伸ばしてくれる方が増えたらとても嬉しいなと思います!✧︎◝︎(*´꒳`*)◜︎✧︎ おまけ: 書店さんで注文する際に使っていただける、スマホ用の縦長画像です。 書店さんでこの画像を表示させて店員さんに見てもらえば、店頭にない場合の取り寄せなどが簡単にできます。 表紙各バージョン別に作ったので、欲しいカバーの画像を店員さんに見せよう! (三冊注文したい人は一番最初の画像を見せるといいですよ!)
by nanpei_yamada
| 2019-03-11 00:00
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